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2005年02月24日

プリンタのトラブル

研究室でちょっとしたトラブルがありました。うちの研究室ではBrotherのHL-5070DNというレーザプリンタを使っているのですが、印刷した覚えのないものが大量に印刷され、更に研究室内から印刷ができなくなってしまいました。このプリンタはWebサーバが動いていてブラウザから設定等が行えるのですが、そのアクセスも不能という始末。

とりあえず落ち着いて見知らぬ印刷物をチェックすると、印刷テストを行ったものを発見しました。ジョブ発行元のホスト名を見ると、何やら見知らぬ名前が書かれています。はて? こんなホスト名、4Fにあったっけ……あー! そういえば数日前からY研が4Fに引っ越してきていたんだった。てことは、ネットワーク上で見つけたうちのプリンタを自分の所と勘違いしているってことかな。

早速Y先生に報告。Y研のメンバーが対処するようなのでしばらく待ってみたものの、一向に変わらない状況に業を煮やしてM君と一緒にY研へ行ってみることに。室内に置いてあったプリンタを見て納得、なるほど同じ機種を使っている。これでうちのプリンタからY研の印刷物が出力されたことは分かるものの、問題はうちの研究室内で印刷ができなくなったこと。設定を行っている卒研生にヒアリングしてみると、印刷ができないので(実はできてるわけですが)、プリンタの設定を色々といじっていたとのこと。そのプリンタの名前はhermes、うちのプリンタです。

慌てて研究室に取って返してプリンタのステータスを出力してみたところ、ネットワークの設定が見事に初期化されてしまっていました。うあ〜、これには私にも責任ありかも。設定を変更するためにはパスワードが必要なんですが、どうせ他から弄られることはないだろうしデフォルトのままでいいや〜と放置してしまっていたのでした。それで今回、Y研メンバーがプリンタを勘違い→印刷を行っても出力されない→じゃあ設定を変更しよう→デフォルトパスワードで認証→設定を初期化、という事態になってしまったわけです。

真相が明らかになったところで、hermesを再設定しました。ネットワークの設定とパスワードの変更、これで研究室内からの印刷が可能に。その後は心配なのでY研の設定に付き合って、どうにかY研のプリンタから印刷ができるようになりました。

とまあ、長々と書いた割には取るに足りないトラブルです。ですが、改めてセキュリティ対策の難しさというものを実感しました(今回の一件はある意味クラッキングです)。まずあり得ないだろうという思いこみで、パスワードを変更しないまま放置していた事に対しては大いに反省しています。Y研メンバーの不注意が元とはいえ、それを招いてしまったのは私に原因がありますから。今回の失敗を教訓にしたいと思います。

投稿者 sai : 2005年02月24日 03:31

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