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2006年01月01日

福島県の合併その7 伊達市&南相馬市

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福島県の平成の大合併第7弾は、伊達市南相馬市です。

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こちらが合併前の地図。伊達郡の伊達町・梁川町・保原町・霊山町・月舘町の五町、原町市と相馬郡の鹿島町・小高町の三市町がそれぞれ新設合併します。

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こちらが合併後の地図。人口は伊達市が6万9千人、南相馬市が7万3千人となります。

伊達市の合併には感慨深いものがあります。それというのは、地元であることはもちろんですが、合併に至るまで様々な紆余曲折があったためです。元々伊達郡の合併は「伊達はひとつ」という合い言葉の下、郡内の9町全てが伊達地方任意合併協議会に参加して始まりました。それが法定協議会に移る際に川俣町と飯野町の2町が抜け伊達7町合併協議会となり、その後、協議が進む内に桑折町が抜け(伊達6町合併協議会)、更には国見町が抜けて5町となりました(伊達5町合併協議会)。合併特例法の期限も迫り、もうダメかと思ったことも一度や二度じゃありません。それでもどうにか昨年3月に合併協定調印式を行い、5町議会、県議会での議決を経て、8月に伊達市が誕生することが官報告示され、今日の合併に至りました。

ちなみに合併を行わなかった伊達郡の4町のうち、川俣、飯野の2町は福島市との合併を目指して協議を行っています。個人的な意見ですが、今回合併を行った伊達市もいずれは福島市との合併が必要になってくると考えています。何と言っても伊達郡は福島市無くしてはやっていけませんから、最終的には「伊達はひとつ」ではなく「信達はひとつ」を目標に1つの市として合併することになるんじゃないかと(信達=信夫郡(福島市)+伊達郡)。

南相馬市の方はこっちこっちで色々とあり、合併に加わっていた飯舘村が途中で抜けたり、新市名が変わったり(当初はひばり野市になる予定)といった経緯を経て誕生しました。こちらもいずれは相馬地方の広域合併という話が出てくるんじゃないかな〜と予想しています。

何にしても、どちらの市も将来の広域合併に備える意味でも、行財政のスリム化を行って健全な財政運営に努めることを期待しています。

投稿者 sai : 2006年01月01日 00:41

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